はじめに
重い腰を持ち上げて、保険ショップに行って相談。いざ申し込みするぞ!という中、「今までの通院歴書いてください」って言われて告知欄の前で、手が止まったことはありませんか?
「この前、鼻水止まらなくて一回病院行った・・・このくらいなら書かなくていい?」「そういえば、何ヶ月か前に喉が痛くて病院行ったけど、あれ病名なんて言われたっけ?」「私、治らないって言われた持病があるけど、これ言ったら保険に入れないよね。」
細かくて覚えてないとか、あとから告知違反って言われたらどうしよう。というように、通院歴、持病や経過観察がある人ほど、この告知欄がとても重く感じますよね。
告知は、単なる手続きじゃない。って私は思います。
人によっては、「前に保険会社に落とされたから、また落とされるかもしれない」「自分が否定されるんじゃないか」「私ってダメなんだ・・・」
そんな感情まで引きずり出されるもんなんですよね。
この記事では、持病や経過観察がある人が保険の告知をする際に「一番悩みやすいポイント」と、「告知する際のポイント」を書いていこうと思います。
告知が怖くなるのは、弱さじゃない
「また落とされるかもしれない」という記憶が蘇る告知の瞬間

そもそも保険の告知に対する不安を感じることは、珍しいものではないんです。みんな何かしら不安を感じていますよ。「書き方あってたかな」「内容間違ってないかな?」「大丈夫って聞いたけど引き受けされなかったらどうしよう」「 書きすぎて損をするんじゃないかな」
つまり告知が大なり小なりあれば「書いても」「書かなくても」悩む人は悩むんです。だからまず「私だけなんじゃないかな?」って思わないでくださいね。
私は、保険募集人もしていて保険会社にも長くいたので「どう書けば通るか」ってだいたいわかってるんです。それでも、毎回「引受判定」が出るまでちょっとはドキドキします。
そう考えると、保険屋さんではない皆さんが構えるのも仕方がない話ですし、過去に1回でも、「引き受けできませんでした!」って言われたことがある人ほどドキドキしてしまいます。
「また落とされるかもしれない」って。
これも正直気にしなくていいです。「今」の状態では「引き受けが難しい」だけであって、「一生ダメ」という訳ではないんですよ。
「このくらいなら書かなくていい?」が一番わからない
多くの人が迷う、グレーゾーンの正体

実は、告知で一番悩まれるのは、「重い病気そのもの」より、こうしたケースです。
「健康診断で2年前再検査の指摘を受けて、病院に行ったら『経過観察でいいけどお薬出しておくね。様子見て病院来て」と言われている。 症状があんまりないので飲んでいないし日常生活に支障はない。 」
さて皆さんならどうします?
薬はもらっているけど飲んでないし。様子見てって言われているから、大丈夫よね?と思うかと思いますが
これ正解は…
「告知必要です」
理由を説明すると、薬を処方されている時点で「治療している」と保険会社は判断します。これ、保険会社の独断ではなくて、実際何かあった場合に病院に調査を入れるのですが、その際カルテを確認しますので、そこに「薬処方」と記載があれば「治療しているんだ」と判断されるのです。
お医者様との話の流れもあると思いますが、保険会社が判断基準とするものは「客観的な資料・データ」だと思っておくとわかりやすいと思います。
カルテや診療データなどを客観的に見て「告知に該当するか?」「保険金支払いに該当するか?」を見るのです。
ここがわかっていれば迷うことも少なくなりそうですよね。
募集人から言われる「このくらいなら書かなくていいですよ」

もう一つ、皆さんを悩ませるのは、担当の保険募集人に「これって書くんですか?」って聞いたら「そのくらいは書かなくていいですよ」って言われた時です。
保険の専門家が言うんだからいいんだよね。って思いますよね。
でも後で、心配でネットを検索したら「必ず告知はしましょう!」「告知義務違反が保険が解除されます」なんて書いてあって、「書かないと罰せられるんじゃないの?」って不安になってしまうことがよくあります。
正直、募集人は告知の知識が少ない人が多いです。たくさんの申し込み手続きをしている分、お客様よりも経験が豊富って言うだけ。「なぜ、引き受けができないか?」「保険会社がどういうところを見るのか?」などは知らない人がほとんどです。
ですので、「書かなくていいですよ」と言われた場合の対応方法は3つです。
- 黙って言われたとおりに書く。
- 保険会社の告知サポートデスクに電話して確認する
- 思ったままに書く
一番おすすめは2です。
1の場合は、募集人に書かなくていいと言われたことをしっかり覚えていてください。万一保険金支払いトラブルになった時には「募集人に書かなくていいと言われた」と保険会社に言いましょう。
3の場合は、関係ないこともまで書いてしまうかもしれないですが1より全然マシです。
正直に書いたら「書きすぎ」じゃないか不安で眠れなくなる

さて、「告知しない」とは逆のパターンもあります。
正直に書いたけれど、家に帰ってから「あれ書きすぎたんじゃないか????」「余計なこと書いたら落とされるんじゃないか?」なんて、後から不安で眠れなくなったり、申し込み後に気持ちが耐えきれなくなり、キャンセルしたりする人もいるんです。
正直、悩まなくていいです。
前項でも書きましたが、「告知しない」よりは「告知する」方が「マシ」なんです。
まず引き受けしてもらえれば、告知した病気の場合も保険金が出ます(条件がついた場合を除く)し、保険契約が「解除」されることもありません。加入後のトラブルがほぼなくなります。
もちろん、「余計なことを書いたせいで引き受けが厳しくなった」と言うことはあります。
じゃあどうすればいいのか?
告知の仕方のコツとポイント
告知書をきちんと読む

迷ったときは、次の視点で整理すると考えやすいですよ。
まずはあなたが入りたい保険の告知書の質問をしっかり読んでみてください。
大抵こんなことが書かれているはず。
- 過去5年以内に下記の病気で検査・診察・治療・投薬を受けている。(別表や下に病名の表がある)
- 過去2年以内の健康診断で「要再検査・要精密検査・要治療」の指摘を受けている。
まずはこの2つの文章の意味を理解して、質問に正しく答えることが大切です。
「過去5年以内に下記の病気で・・・」と言う場合は、下記や別表にない病名を医者から言われている場合は告知が不要と言うこと。
「健康診断で要再検査〜」の場合は、経過観察は入っていないので記載不要。と言うようにいらない部分を文章から読み解きましょう。告知書には「告知に該当しない場合」を注釈などでしっかり補足してくれています。どこかに文言があるかを確認することが大事です。
逆に言うと「告知しなくていい」と書かれていないものは「告知が必要」ですよ。
どうしてもわからない場合は告知書に「告知サポートデスク」の電話番号が記載されている会社が多いので保険会社に問い合わせてみましょう。ない場合は募集人に「確認してください」ってお願いしましょう。保険会社に確認してもらえます。
告知の書き方

次に、告知に該当した場合の詳細の書き方です。
最近はペーパーレスが主流なので、質問にプルダウンなどで答えていくと簡単に告知ができるようになっています。
例えば告知項目が多いとか、特殊な経緯があるや特殊な治療をしているなど詳細を書いた方が良さそうなものは紙で告知することをお勧めします。
その際記入するポイントは下記です
- いつからいつまで
- どんな病名で(正式診断名)
- どんなきっかけで見つかったか(健康診断で見つかった/何か症状があり自ら病院に行った)
- 治療方法(服薬/手術など)※薬名が必要な会社もあり
- 現在の状況(治療中・経過観察・完治など)
この5つを書くだけです。これがわかれば保険会社は査定ができます。もし情報が足りない場合は、保険会社から追加で告知してほしいと連絡があります。簡潔に書くことがポイントです。
保険会社には「引き受けの目安」と言うものがあり、これはどんな条件で引き受けるのかすべて基準が設けられています。ですので、1から5までが同じであれば人によって引き受け結果が変わるとうことはほぼありません。(年齢によって一部変わることもあります)
決まった項目をきちんと書けばそれでOKですよ!
最後に

告知をする側はまるで「自分が審査」されているような気分になりますよね。ローンを借りる時の「信用」のように・・・。
しかし保険会社は「信用」とはちょっと違います。その人の返済歴とか収入とか人となりを見るのではなく、「この人は医療的にどこくらいまでのリスクがあるのか?」を単純に判断したいだけなんです。だからこそ一つの病気ごとに引き受け基準を設けて診査をするんですよ。最近ではだいぶ引き受けの範囲は広くなってきましたし、いろんな条件を設けてより多くの人を引き受けできるようにもなってきました。ですので、今提案を受けている商品が「引き受け不可」って回答があっても、他の商品を探すのが一番です!
みなさん(募集人も)は、保険の申しみをしたら何がなんでも「引受可能」にもっていかないといけないと思いがちなのですが、そうではありません。保険は加入するときよりも、保険金の支払いを受けるときが一番大事なので、トラブルのない加入の仕方をすることが大事です。
ですので、告知は決められた質問に正しく答える=告知義務をしっかり守った方が良いと思いますよ!
告知をするのかしないのか迷ったら「告知する」方を選んでください。それが一番失敗はないです。
それがどうしても嫌な場合は「告知がない商品」「告知が少ない商品」を選んでくださいね。
「嘘をつく」が一番、自分にとってデメリットとなりますよ。
今世の中にはたくさん商品があって、あなたが加入できる保険は必ずあります!だから正攻法でいきましょう🎵
今回の記事が、不安なあなたの心の整理に役立てば嬉しいです。
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