以前、熱中症とゴルフについての記事を書きましたが、ゴルフのリスクって熱中症だけじゃありませんよね。転倒、打撲、さらには他人を巻き込む事故など、思わぬトラブルに見舞われることも。今回はそんなゴルフ中のケガに、どんな保険が使えるのか?そして、知っておきたい保障のポイントをわかりやすく解説します。
ゴルフ中に起こりやすいケガ・アクシデントとは?
思っている以上に”軽くない“ゴルフのケガ
ゴルフって、ほかのスポーツに比べて見た目だとそんなに激しくないので、ケガといっても大したことないんじゃない?って思いがちです。でも、けっこう危険と隣り合わせなんです。
- ドライバーを思いっきり振って腰を痛めた
- クラブが手から飛んで同伴者に当たった
- ボールを前の組に打ち込んでしまってケガをさせた
- カートが転倒して同乗者大けが
などなど。
気を抜くと大きな事故になりかねないことがたくさんあるのがゴルフです。
ゴルフ中のケガはどんな保険でカバーできる?
傷害保険:ゴルフ中のケガにも強い味方
傷害保険は日常生活における「突発的な事故によるケガ」に対して給付される損害保険の一種です。ゴルフ中の転倒・骨折・ねんざなども対象になることが多いです。
傷害保険は以下のような場合に保険金が受け取れます。
- ケガで死亡した時
- ケガで後遺障害が残ったとき
- ケガで入院したときケガで手術を受けたとき
- ケガで通院したとき
です。原因が病気であるときは対象外で「ケガ」のみであるというところがポイントです。どんな場合に支払われるか具体例をあげると
- スイング中にバランスを崩して骨折し入院
- 他人のクラブがあたってケガをして手術。
等の場合になります。ゴルフ中の自分への保障がメインになる保険です。
医療保険との違いと使い分け
では医療保険と何が違うのでしょうか?
医療保険は、病気やケガの原因に対して、入院や手術などの治療を受けた場合に給付される保険です。医療保険にも「通院特約」がついていることもありますが、基本は1回入院して、退院後の通院に対して保険金が受け取れるものになっています。ここが傷害保険との大きな違いです。また傷害特約もつけれる保険がありますが、こちらは骨折したら1回5万円というような少額給付となっています。医療保険が活用できるのは、入院や手術が必要だった場合となります。ケガの程度にかかわらずしっかりそなえたいという場合は傷害保険と併用するのが安心ですね。
他人へのケガは「個人賠償保険」でカバー
ゴルフ中のアクシデントは自分がケガするだけではありません。自分以外の誰かをケガさせてしまうことも考えられます。そんなときに使えるのが「個人賠償責任保険」。
- ボールがあたって他人をケガさせてしまった
- カートで他人に接触してしまった
- 子どもと練習していて他人の車を傷つけた・・・などです。
こちらは、基本的には単品商品はなく、損害保険商品に特約(オプション)という形で存在しています。火災保険・自動車保険・傷害保険などにつけることができます。保障額は最高額で3億までつけれたり、かなり高額保障を持つことができます。死亡事故などが起きてしまった場合、加害者の賠償責任額は億単位の高額になりがちですので金額が大きい方が安心ですね。そして家族1人がこの保険に入っていれば、それぞれに入らなくても補償されます。
個人賠償責任保険に加入している場合、補償対象となる家族の範囲は以下の通りです。
- 本人(例:夫)
- 配偶者(例:妻)
- 同居している本人または配偶者の親族(例:祖父・祖母・息子・娘)
- 別居している未婚の子ども(例:一人暮らしの息子・娘)
家族が契約者になってるほかの損害保険についているかもしれませんのですでそれも含めて、ご自身の保険についているか確認してみてくださいね。
実際あったゴルフ中のトラブル事例
ケース①うっかりボールが旦那に直撃!夫婦でゾっとした一瞬
実は私やらかしたことがあるんです。
ある日のラウンドで、私が打ったボールが思わぬ方向に飛び、旦那に直撃!幸い腕に大きな青あざができただけで、骨折などはなく済んだのですが、その瞬間は本当に冷や汗ものでした。頭や顔に当たっていたらどうしよう!?すごくショックを受けました。幸い相手が見ず知らずの他人でなくてよかったです。本当に・・・。
帰ってから「これ病院いったら個人賠償保険でカバーされてたよね」という話になり保険のありがたみがわかりました。(※家族間での保障は対象外になるケースがありますが当時はまだ夫婦ではなかったので「同伴者」への賠償として使えました)
ケース②:カートにひかれて負傷!?私の実体験
私自身もケガをしたことがあります。リモコンカート式のゴルフ場にて。旦那に呼ばれてカート道上を旦那に向かって小走りしていたら・・・後ろからきたカードに押されて前に倒れてしまいました。すぐに立ち上がろうと思ったのですがすでに私の足の上にカートが差し掛かっており、私はカートに背中から押されて立ち上がれなくなりました。それでもカートは前に力強く進みます。この瞬間私は「あ、もう立ち上がれないから完全に挟まったまま轢かれるな・・・」と少し諦めたのを覚えています。
しばらくして旦那がリモコンでカートを止めてくれたのでなんとか私はカートの下から這い出すことができましたが、両膝はみたことないくらいズル剥け。幸い大きめの絆創膏をもっていたのでそれを膝にはってプレー再開し最後までラウンドおわりました。本当はすぐに水洗いして消毒して病院いくべきだったのでしょうが、「やりきらなきゃ!」という謎の責任感で家まで頑張ってしまいました。そのときも病院にいって請求すれば本来ならば傷害保険から通院給付金が出ていましたね。
事故って本当に一瞬。「まさか私が・・・」なんて本当にあるので、事前の備えが大事ですよね。
まとめ:ゴルフは楽しい。でも、リスクと隣り合わせだからこそ保険で備える
ゴルフは気持ちよくて、リフレッシュにもなる大好きな趣味。でも実際には、転倒や熱中症、クラブやカートでの事故など、リスクもたくさん潜んでいます。
私自身、カートにひかれて足をケガしたり、打球が旦那に当たってヒヤッとした経験があり、「これ、もう少し大きなケガだったらどうなってたんだろう…?」と今でもゾッとします。
そんな時に知っておきたいのが、傷害保険(ケガの補償)医療保険(治療費の補填)個人賠償責任保険(他人へのケガ・損害)といった“もしも”の保険たち。
「保険って堅苦しそう」「自分には関係なさそう」って思うかもしれないけど、まさかの瞬間って、意外とすぐそばにあるものなんですよね。せっかくのゴルフを、ずっと楽しく・安全に続けるために。プレーだけじゃなく、安心も一緒に持ち歩いていけたら素敵だなって思います。
まだ何も準備していない~という方はこれをきっかけに加入を検討してみてくださいね。
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