みなさん。保険に入るぞ!となったらどこから入りますか?
CMでよく見る保険ショップ?よく行く近所の銀行?それも知り合いの保険のおばちゃんから?
今や選択肢がいっぱいで誰にお願いしていいか迷ってしまいますよね。
私も最初は「保険って誰にお願いするん?」という疑問でいっぱいでした。
今回はそんな悩みを解決するために、「どんな経路で保険に入るのがお勧めか?ポイントは?」 についてお伝えします。

保険の“入り口”って実はいろいろある
どこから保険にはいろうか?経路を選ぶのは意外と悩みどころです。
まずは近くの保険ショップに飛び込んでみるのもいいですし、知り合いの保険営業マンに相談してみるのもいいですね。
しかし、どの経路にもそれぞれメリットとデメリットがあります。自分にとっての最適な方法を選ぶことが重要です。
では、どの方法が自分に合っているのか?それぞれの特徴を見ていきましょう。

ネット保険
特徴:自分でインターネットで商品を検索、試算し申し込みを行う
向いている人:時間効率よく保険に加入したい人。自分で調べて自分で決めたい人。
メリット:
- 保険料が安く必要最低限の保障がもてる
- 商品提案がないので勧誘もされない
- 隙間時間で申し込みができる
デメリット:
- 相談する相手がいないので不明点が解決できない
- 商品ラインナップが少ない
- 保障が足りないことがある
保険ショップ
特徴:実際に店舗に足を運び、コンサルタントと対面で相談ができる。
向いている人:しっかり情報収集して相談しながら保険加入したい人。
メリット:
- 取り扱い商品が多く、売れ筋商品を比較提案してくれる
- 担当者だけではなく他のコンサルタントにも相談可能
- 担当者による提案商品の偏りが少ない。
・デメリット:
- 相性がよいコンサルタントに出会っても転勤でいなくなる
- 新人にあたることもある
- 店舗によっては土日の希望時間に予約が取りづらいことがある
保険代理店(訪問型)
特徴:家や近くのカフェなど希望の場所に出向いて相談できる。最近ではWEB面談も主流。
向いている人:自分の時間に合わせて相談アポイントを取りたい人。相性も大事にしている人。
メリット:
- 取扱商品が多いので商品が選べる
- 申し込み時だけではなく保険金給付の手続きなども手伝ってくれる
- 損保やNISAなどほかの保障、資産形成にも長けていることがある。
デメリット:
- 自分に入る手数料が高いものを提案してくることがある
- 商品知識があまりないことが多い
- 担当者の当たり外れが(合う合わない)の差が大きい
生命保険会社(営業職員)
特徴:家や近くのカフェなど希望の場所に出向いて相談できる
向いている人:加入から手続きまですべてお任せしてしまいたい人
メリット:
- ライフプランに必要な保障を1社でまとめることができる
- 申し込み時だけではなく保険金給付の手続きなども手伝ってくれる
- ニーズを言えばそれに合ったプランを提案してもらえるので自分で考えなくてよい
デメリット:
- 社内で推奨されている商品を提案してくることが多い
- 他社の商品知識がないことが多い
- 更新型がほとんどで定期的に見直し必要。保険料がどんどんあがる。
銀行・郵便局
特徴:銀行や郵便局の窓口で定期預金やNISAの相談と一緒に保険相談できる
向いている人:資産管理を一つにまとめたい人
メリット:
- お金に関してワンストップで加入&管理できる。
- 銀行や郵便局にしかない商品を扱っていることが多い。
- コンプライアンスなどの信頼度が高い。
デメリット:
- 取り扱い商品が少ない(特に保障性商品)
- 保険専門ではないので他の経路に比べて保険の知識が少ないコンサルタントが多い
- 営業担当者がすぐ転勤でいなくなる
どこからはいればいい?選ぶ時の3つの視点
保険に加入する経路がどんどん増えているここ最近。
「特徴はわかったけど、じゃあどこから入るのが自分に合っているのか?」と思った方も多いはず。
ここでは、私が実際に大事だと感じている“選ぶ時のポイント”3つをご紹介します。

「人に相談したいか、自分で決めたいか」
まず大きな分かれ道はここだと思います。
・自分で調べるのが好き・得意
→ネットや比較サイトを使ったり、資料を取り寄せて検討する。
・誰かに相談しながら決めたい
→商品ラインナップの多い保険ショップ・保険代理店(訪問型)やしっかり比較提案を行う銀行・郵便局で相談する。
・全部おまかせしたい!
→保険会社(営業職員)に相談する。
私は自分で調べて、誰かに相談して、納得してから加入したい欲張りタイプなので、ネットや比較サイトでしらべつつ保険ショップにいって売れ筋を比較提案してもらう。が好きです。
みなさんの大事なお金で買う商品なので、ご自身の納得感を大事にしてくださいね。
複数の保険商品を比較したいか?
これも大事なポイントです。
・たくさんの世にある商品から最適な商品を見つけだしたい
→保険ショップ(来店型)保険代理店(訪問型)が向いています
・1社だけでいいorすでに商品が決まっている
→その商品を取り扱いしている担当者に直接相談してOK
1社専属の保険会社の営業職員さんは、自社の商品しか提案できない上に他社の商品知識はあまりないです。
いろいろ比較をしたいのでればまずはたくさんの商品を取り扱っている担当者にお願いするのがベスト!
ただし、主に保険代理店(訪問型)は自分たちの売りたい商品のみを紹介してきがちなので要注意です。
いまや保険商品は本当にたくさんあります!まずは「選択肢をしってから選ぶ」これが後悔しない保険選びにつながりますよ。
「自分に合った人に出会えるか?」
最後のポイントは本当に大事です。
「どこで入るか」も大切ですが「誰から入るか」ってさらに大事なポイントになります。
保険って一生付き合うものなんですよね。そしてみなさんの大事なお金を預けるものなんです。
「お金をこの人に預けてもいいな」というくらいの感覚をもっても、担当者選びに不足はないと思います。
- メリットデメリットをきちんと説明してくれているか
- わたしたちのニーズをちゃんと聞いてくれて理解してくれてそうか
- 自分の意見を押し付けてこないか
総じて、相談しやすい雰囲気があるかというポイントを基準にしてみてくださいね。
ゴルフ好きな嫁の、ちょっとリアルな話
ずっと保険に携わってきた私が自分の保険はどうやって入っているの?というのをちょっぴりお話しますね。
私だって保険の「ほ」の字もわからない頃がありました。
昔は親が加入している保険会社の営業担当者さんから知らない間に保険に入っていたり、会社にやってくる保険代理店のおばちゃんから勧められるがままに保険に入っていました。
みなさんが「保険よくわからないし!押し売りされそうだし!」って気持ちよくわかります。
保険会社に勤め始めてから一番最初にしたこと。
それは「自分の保険の見直し」でした。それまでは「どんな保障に入ってるか」もわからなかったのに
自分でちゃんと考えたら、あら不思議。
すごく大事なものに思えてくるんですよ。
「納得して入る」の大切さを感じた瞬間でした。
私が友達に「どんな保険に入ったらいい?」と相談を受けた時には
「いったん保険ショップにいって自分の希望を伝えて話聞いてきてみて」って言います。
その理由は
・保険ショップは取り扱い商品が多いこと。
・提案話法が決まっているので最初から担当者が売りたい商品だけ提案してくるということがないこと。
そこで提案された内容を私が確認してニーズにあっているか?すり合わせをしています。
(誰から加入するかは友達にお任せしていますよ。)
大事な友達だからこそ、自分が何に不安を感じていて、どん保障が必要で、何に加入するのか。きちんと把握して納得して保険に入ってほしいんです。

まとめ:入り口で迷ったら「安心して話せるか」がカギ
ここまでどこから入るかのポイントをお伝えしてきましたが、情報集めって何からしたらいいかわからなさすぎる!という方もいっぱいいると思います。
入り口で迷ったら、まずはどの経路でもいいので保険のコンサルタントさんと接点を持ってみてください!
まずは「この人になら相談できそう」という人を見つけてみましょう。
「この人違うかも」と思えば、違う担当者や違う販売経路で新たに相談すればOKです。
何人かと話せば自分がどんな人ならライフプランやお金の話しやすいかな?というのが見えてくると思いますよ。
★おわりに
保険って専門性が高くて、理解しようと思っても「どこから?」「なにから?」始めたらいいかわからないですよね。
それは保険を仕事にしている私たちも同じです。
どんなに考えても、私たちにとって完璧なプランなんて本当は存在していないのかもしれません。
でも、大事なお金をつかって、確実に起こるかわからない「不安要素」を補うために買うものなんです。
だからこそ、納得感と安心感は欲しいですよね。
そのためには「まずはどこから入ろうかな?」と入り口を意識してみることがいいスタートになります。
このブログでは、今後も「ちょっと気になったとき」に読めるような、保険やライフプランのヒントをお届けしていく予定です。
みなさんの「納得感ある」ライフプランニングの完成に少しでもお役にたてますように・・・。